少数派
今のように直通貨物が当たり前となったEUになる以前の欧州では、特に饋電仕様が異なる国での直通列車は、原則は機関車の付け替えになっていました。
しかし、一部の区間は相互に乗り入れ運用する方が合理的な場合もあり、そのために複電圧仕様の車両が少数準備されていました。184型も、その一部でしたが、こちらは極めて少数派となっています。
少数派ゆえに長らくリマやトリックスの製品しかなかったのですが、21世紀になってからメルクリンとLSから相次いで様々なバリエーションが発売されました。穂のでんにはLSの製品が入線しましたが、少数派故に西ドイツ時代の複電圧車は、この1両のみの在籍。穂のでんでも少数派です。