これぞビール列車か!?
ビールの美味な季節となりました。本日のビールもガード下で美味しく戴きました。
さて、今年のロコのラッピング111型は、この123号機。1516年にインゴルシュタットでバイエルン公がビールの製法について法令で規定してから500周年を記念したマシンです。
さすがにビール列車ということもあり、精緻なラッピングになっています。バイエルンの旗と、麦畑の黄金色がデザインされ、実に実に綺麗な車体となっています。
1端はバイエルンを主張し、
2端は黄金色で麦畑を主張しています。
また、ミュンヘン地区の111型バージョンを正確に反映できたのも、この製品から。前面の増設された手すりや栓受けも、きちんと表現出来ています。
デザインは車体中心でのミラーとなっています。
ところで、インゴルシュタットはミュンヘンとニュルンベルグのちょうど中間付近の都市。アウディの工場があり、車運車の貨物も多数運転されている地区となります。
ダブルデッカー車を用いたREのウェンデツークも多数運転されていて、111型と146型が混ざって大活躍しています。
しかし、ニュルンベルグ近辺の都市間を結ぶ新列車の登場がアナウンスされており、その牽引機となるシュコダ製の102型も4月から登場しはじめ、試験走行を始めているようです。今年9月のベルリンでのイノトランスでは、展示される計画のようです。同じくシュコダで製造中の専用ダブルデッカー車も間に合うのでしょうか。
この列車が登場すると、南東独逸地区における111型の活躍の場が、かなり狭まることが予想されます。
さて、今年の製品で細部の改良は進んでいますが、基本構成は旧来通りとなっています。ライト類は相変わらず電球。デジタルデコーダは8P対応、カプラーは台車マウント、スピーカの搭載には工夫が必要、と141型のような劇的改良には至っていません。
模型においては各種ビール貨車を牽引させて、ビール祭りでも開催するにはもってこいのマシンでしょう。飲酒運転には十分注意が必要です。特にデジタル環境では。