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穂の原でんしゃ製作所

鉄道模型を楽しくカンタンに工作したい方にオススメ。

南武線 旧型車の時代 その9

武蔵新城武蔵溝ノ口

 新城を出発すると、右側の建物がまもなく無くなり南武沿線道路が再び並走するようになります。第3京浜の高架下をくぐると、軽く右に曲がりながら踏切を横切り、自動車学校の横を走ります。この区間は比較的距離が長いので、旧国時代から南武線では比較的早い速度で巡行する区間でした。

 右側は南武沿線道路、左側は工場群(最近は学校用地に化けたところもある)に囲まれながらしばらく進むと、左側の工場群の先に丘陵地が見えてきます。漸く土地の起伏が現れるようになってくると、渡り線が出現し、踏切を渡ると、ほどなく溝ノ口に到着となります。

 この溝ノ口の駅は、昔から上り線と下り線のホームの位置がずれた対向式で、構内踏切がその中央にある、どちらかというとドイツのローカル駅に多いような構成になっています。

 下り側には副本線もあり、現在では快速の退避ホームになっていて、恒常的に使われるようになりました。構内に2本の留置線もあります。この留置線は本線とは下り方面としかつながっておらず、ここに留置する車両は、登戸方面からやってきた上り回送列車として入線することしかできず、出線する場合は、そのまま下り回送列車として出発し、登戸あたりから営業開始というスジになってしまいます。このほか、先の宿河原の駅の電留線もポイント撤去などにより入線方向に制約があったりします。南武線中原電車区の留置能力が少ないため、沿線各所に電留線が設けられているところが他線区よりも多いことが特徴なのですが、ポイント撤去による入線方向の制約により、昔よりも使い勝手が悪いのが特徴です。

 以前は溝ノ口止まりの列車も多く設定されていましたが、今や深夜に1本のみ。3番線が使われるのは快速の退避がメインとなりました。以前は貨物の退避も行われていました。

 駅舎が橋上化されてもホームのずれは少し改善されたのみ、いまだにずれています。

 駅前から田園都市線の高架下の雑然とした商店街は、昔と変わらない雰囲気を残していますが、駅前の方は随分と変わり、立派なバスターミナルまで出来ています。