穂の原でんしゃ製作所

鉄道模型を楽しくカンタンに工作したい方にオススメ。

南武線 旧型車の時代 その8

武蔵中原武蔵新城

 武蔵中原の駅を出発すると、左手に引き上げ線が現れ、その後大踏切を経てから中原電車区が拡がります。今は本線が高架化されて電車区構内は奥しか見えませんが、奥の方に隠されている車両が見えるようになりました。と言っても編成単位でのメンテに変わった現在では、予備車らしきものは存在せず、昔よりも魅力は薄れています。

 ピット線の手前にある旧台検庫手前の線路は、昔と変わらず支線用の車両留置場所。2連の205系が今でも佇んでいます。

 駅近くの引き上げ線や、洗浄線の奥が、予備車両やクモヤの置き場となることが多く、以前は様々な車両が1両単位またはユニット単位で留置されていました。JR化後のATS-P改造や近郊車のロングシート化改造では、なぜか当区で施工された車両も多く存在し、普段はお目にかからない車両がこの場所に留置されていることもありましたが、今ではそのようなことも無くなりました。

 電車区が終わるとほどなく商店街と共に新城駅に到着します。このあたりが高架化工事の実質的なスタート地点。昭和58年ごろには直上高架式工法で、立ち並ぶ柱の隙間を縫って仮設線を走る101系を楽しむことが出来ました。

 高架後、南側の駅舎前はバス乗り場が整備され、今では周辺の奥地からのバスが到着する度に多くの乗車客が押し寄せ、朝のラッシュ時間帯の島式ホームは溢れんばかりの利用者で埋め尽くされます。

 地上時代は対向ホームでした。

 

・・・次回へ続く。