正真正銘 唄う機関車
タウラスラッピングには、欧州らしく音楽家の「何周年記念」なるシリーズがありまして、5年ほど前にはピアニストとしても有名な「リスト」のラッピング車がありました。
この機関車は少々変わっていて、このラッピングになった時に機関車にスピーカを付けて、リスト作曲の楽曲が盛大に再生されるのが特徴でした。今でもYoutubeあたりにたくさん動画がありますので、その雰囲気を楽しむことが出来ます。
さて、模型においても、このラッピング企画施工したLoc&More社の提携で、イェーゲンドルファーから発売されました。
穂のでんに入線したものは、サウンドデコーダを搭載したデジタルモデルで、実車と同様に盛大に音楽を奏でながら走行することが可能です。
この製品の発売当初は、音楽を再生するまでのデジタル機関車が無かったことから、大いに驚くとともに、デコーダのメモリ容量が相当大容量化されたことに、今後の可能性を感じるものがありました。
ドレミファインバータ車に、音楽が後からくっついてくるというのは、いかにも欧州的な発想であります。
その他のモデルの特徴は、イェーゲンドルファーの標準的なタウラスのつくりを踏襲していますので、特記はありません。良く出来ています。