穂の原でんしゃ製作所

鉄道模型を楽しくカンタンに工作したい方にオススメ。

ナハのクモハ103-19

珍車の部類

 南浦和が車両センターに衣替えして、中原電車区のみが唯一の電車区になってしまいました。当面はこのままのようです。

 今やE233系と209系1本、支線用205系3本と鶴見線用の205系の所属区になって、昔のような百花繚乱状態ではなくなりました。JR発足の頃は、まだセコハンの寄せ集め電車区で、メンテナンスに相当苦労されていたようで、かなりの技術水準が保たれていたようです。

 さて、古い写真を眺めていると、少し珍部類の車両を見つけ出しました。

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 一時的に配属されていたクモハ103の19号車です。この集約分散型の冷房装置が取り付けられたクモハ103は、南武線では珍しい部類であり、90が最初にお目見えし、その後一時松戸に転出していた116が車体更新と共に戻ってきて、またP化改造時に車両不足となるため、70とこの19が転入してきました。この頃になると鶴見線103系化されたので、車両のごちゃ混ぜがあり、何が定編成なのか、わからない状況にもなりました。末期の101系でも鶴見線用の車両が一時的に南武編成に組み込まれていたこともありました。

 それはさておき、このマシンは結局は豊田に舞い戻ったようで、一時凌ぎだったんでしょうかねえ。

 最も異色なのは103号車でしたが、こちらは写真を撮る機会を逃してしまいました。今と違ってカメラを持ち歩く機会が極端に少なく、写真を撮る趣味でもなかったので、まあ仕方ないでしょう。