治具を作る
インレタが苦手なので、環境を整えて施工しないといけません。
こんなにも雰囲気の良いインレタですので、無駄なく転写できる環境が重要です。
東急の鉄コレの窓は、裏側は凹んでいるのでインレタには不向き。実物も外側にシールを貼っているので、模型でも表面側にレタリングするのがベストです。
そうなると、妻窓部分が支障して、机の上に窓パーツが置けなく、必然的に転写作業も中途半端となります。
従って、治具を作ってベスト環境を整えてあげます。
プラ板の端材でガラスを置けるようにします(写真左側)。そして、転写する側引き戸窓部のレベルに合わせるようにインレタシートが位置する高さに設置できるよう、右側のように高さ出し治具を作ります。
このように、右側の治具に、インレタシートの端っこをテープで固定し、左側の窓治具をレタリングの転写したい部分に自在に置けるようにしておきます。
このようにすると、シートの4引き戸分の作業が、左側のシートを少しずつずらしていくだけで、簡単に転写できる環境となります。
転写する前に、透明ガラスの表面の油脂分を、マスキングテープを使用してペッタンペッタンして除去すると、軽く押し付けるだけで転写されます。ペッタンペッタンしないと、転写不十分となり、失敗して5.5両分の転写が出来なくなります。
良い環境とは、インレタのシートが変形することなく、なりで位置するように置けることが重要です。
・・・次回へ続く。