穂の原でんしゃ製作所

鉄道模型を楽しくカンタンに工作したい方にオススメ。

TOMYTEC 鉄道コレクション 東京急行電鉄8000系 その2

東横線 6両が基本でしょ

 東横線での8000系は、末期は8連で揃えられていましたが、穂のでんが毎日利用していた頃は5,6,7連が入り乱れていた時期となります。まだまだ旧5000系の活躍もしていた頃で、最も多種多様な車両が共に走り回っていた時期になります。

 今回の8000系セットの目玉は2パンタ車のデハ8100が再現できること。この車両が田園都市線から東横線に入線したのは昭和54年の7月に2編成分。ネットの記事では、この2パンタの下り桜木町側のパンタグラフが撤去された時期に諸説あるようですが、鉄ピクなどの雑誌の車歴表で、パンタ撤去改造の明確な記載がされていないのが、この原因の一つになると思われます。

 穂のでんでの記憶も時期までは定かではないですが、79年の夏では2本続けて各停運用で2パンタ車が武蔵小杉の駅に入ってきたことを鮮明に記憶していて(これで初めて東急にも2パンタ車が存在することを知った次第)、80年の夏の省エネ運用時には、既にパンタグラフが無かったことから、東横線に入線後、暫く活躍した後のある時期に撤去されたものと思われます。

 ということで、1本の6連を再現するのは、この時期の2パンタ車編成としました。あと1本の6連は、やはり急行運用の編成としたく、常道であれば前面方向幕が自動化され側面方向幕が整備された赤幕7連をモデル化するのが一般的であるとは思います。

 しかし穂のでんはひねくれモデラー。普通の車両は好みません。そこで80年7月~8月の省エネ対策の期間限定で運用された、白幕冷房6連の急行編成を再現することにしました。この時に運用された編成は3本。その中で実際の運用で乗車経験のある8031Fの再現としました。

 車番は製品のシールには含まれなかったり中途半端だったりしますので、自作品を使用することにしました。

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 ということで、フォントはネットに公開されていますので、それを利用。大きさは製品に合わせる必要があるので、何種類かサイズを変えて印刷準備をします。使用したのは透明の耐水フィルム。これも過去既に7200系や7000系の鉄コレで東横線の急行編成を再現する際に利用しているものです。(7000系は、まだ紹介していません)

 ここで、8500系の3両セットを使用する理由がお分かりだと思います。

 2パンタ車は田園都市線用として4連で登場し、その後デハ8700型を挿入して5連で活躍していましたが、東横線転属に際してデハ8700を8500系の田玉編成へ供出し、代わりに1ユニットを新造車で揃えたわけです。その時の新造車では、側面の行燈式表示器が字幕と同じ広幅になったため、今回発売の8000系ではサイズが異なります。そこで8500系セットの車体の登場となるわけです。

 

 

・・・次回へ続く。