穂の原でんしゃ製作所

鉄道模型を楽しくカンタンに工作したい方にオススメ。

KATO 10-447 205系南武線色6両セット その2

長い活躍でした

 平成元年から28年までの、ちょうど28年の活躍期間となりました。普通の国鉄通勤電車としては、どちらかというと長めの期間であったと思います。

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 かつての101系や103系と比較すると、大規模な改造工事が無い分、比較的原型に近い状態を保っていました。通勤電車としてのサービス機器が、昭和の終わりごろでは大概揃っていたから、ということにもなります。

 最近はテレビがつくのが当たり前になってきていて、昔の京阪特急もびっくりの状況です。

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 もし民鉄の車両だったら、武蔵野線用のようなVVVF化改造の他、近年のテレビ改造もして、更に活躍していたのかもしれません。

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 床下の丸いカタツムリのお化けのようなMGも、最近は珍しくなってきました。MG車はパンタを下しても、暫く行先表示器の蛍光灯などが点灯して、次第にチラチラして消えるという状態を見ることができました。

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 矢向駅に隣接する、かつての貨物ヤードも、今や昼間は満線となる留置場に完全に鞍替えしました。DD13やDE10が入れ替えしていた頃が懐かしくなります。

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 この28年、川崎名物の長十郎梨の梨園は少なくなりましたが、桜並木が増えました。

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 引退が決まってから、ドカ雪に見舞われるとは、思ってもいなかったでしょう。101系が大活躍していた84年2月の大雪の時は、ドア故障が頻発し非連動で営業運転続行が多発していましたが、205系では意外に故障が少なかったようです。

 日本では陳腐化してなどという理由が付きますが、これからインドネシアでは長い活躍が期待できます・・・?。日本人は、一体どこまで贅沢になっていくのでしょう。

 

・・・おしまい。