穂の原でんしゃ製作所

鉄道模型を楽しくカンタンに工作したい方にオススメ。

KATO 10-493 205系1200番台 南武線 シングルアームパンタ 6両セット その1

本日で引退

 地元の南武線(本線)の205系が、本日の運転で引退しました。支線では引き続きチョン行が3本活躍し続けますが・・・・。これは101系の時と同じ状況です。

 それはさておき、最後まで残った編成は・・・山手線の編成をばらして、中間サハを先頭化改造した編成、南武本線での最後の日車編成となります。という意味ではオリジナルの南武車ではありません。

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 こういう時は駅撮りや踏切撮りは危険なので、地元の利で撮影ポイントを選定します。昔と違って撮影も難しくなりました。

 運転本数が多いので、混雑による遅れを想定しながら自作スジと睨めっこし、確実に被りそうにないポイントを予想すると、意外にも撮影ポイントは限られてきてしまいます。特に晴天の南武線の下りA線は、午前は撮影に不向きで後追い撮影前提で場所を決めます。

 運転区間が川崎→登戸のみなので、中原からの回送スジも存在することになります。昨日に疎開先の茅ヶ崎から返却回送があったようなので、中原から直前の送り込み回送となることが想定され、これもスジを読むとちょうどMM運転をすれば1本入れることができると想像し、回送から同じポイントでの撮影としました。

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 この40年、相も変わらず同じ位置での撮影になります。この場所は、地元民でないと不審者扱いされますので、一般者は近付かないほうが良いでしょう。これも地元ならではの利です。

 

 ということで、最後の1本は改造編成ですが、カトーから製品が発売されています。

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 まさに当該第46編成。最終形のシングルアームパンタに換装後のスタイルです。

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 先頭化改造された先頭部を、それなりに表現しています。実物が209系ともE231系とも違うオリジナルのスタイルになっていますので、その雰囲気を再現しています。現物自体の改造が、結構粗の目立つ仕上がりになっていますので、模型の方が逆にキレイです。

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 運転室部分の屋根に相当する部分が、従来の中間車端位置でしたので、通風器を1個撤去してフサギ板を取り付けた状態も再現してあります。屋根の塗り分けは、新造状態であれば写真のままでよいのですが、現車はローンテックスが日焼けで白っぽくなっていますので、少し薄い灰色に塗装し直した方が良いかもしれません。通風器は入場の都度N5塗装をしていたようでしたので、このままの色で良いです。

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 KATOの205系も、なかなか息の長い製品となりました。山手線の先行量産車、いわゆる2段窓車が登場した際に、手作り試作品で発売予告がされ、その後量産車が製品として生み出されました。その後実車の様々なバリエーションに合わせて製品展開が拡がって現在に至っています。

 

・・・次回へ続く。