穂の原でんしゃ製作所

鉄道模型を楽しくカンタンに工作したい方にオススメ。

PIKO 51672 DBAG 103 238-2 Ep.5 その2

安定した出来栄え

 ロングキャブだから特別に何かをというわけではなく、ショートキャブと同様に仕上げてあります。

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 フィニッシュは同レベル。安定した商品の出来栄えとなっています。模型メーカとしての王道を進んでいるので、良い状況です。

 さて、ロングキャブはアナログのみの設定でしたので、別途サウンドデコーダを準備して装着する手入れを行いました。

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 車体と下回りの分離は150型と同様、マイナスドライバーを2本両側に差し込んだ状態で台車を軽く引っ張ると抜けてきます。プリント基板は他機と同様に盛りだくさんの準備がされていますが、スピーカ用のエンクロージャが取り付いていました。

 スピーカを取り付ける際、いったんこのエンクロージャを外して、更に基板のビスも緩めて基板を浮かせ、スピーカ本体を定位置に入れ込んでからスピーカの配線をはんだ付けして復帰するのですが、簡単な作業です。

 デコーダの取り付けも簡単なので、時間としては5分もかからない作業となります。

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 スピーカが取り付けてあるのが見た感じでは判りませんが、エンクロージャーの右側に、ほんの少しはんだ付けした部分が見えるのみです。

 音量はとても大きく、家庭内での運転ではCV値を調整して音量を下げる必要があります。

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 車体側は別パーツとなっている空気ホース、ジャンパ栓受け、ステップを取り付けます。モールドされているリンク式連結器は削って、ロコの余剰パーツを取り付けました。

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 他には手入れを必要とするところもなく、実に完成度の高いモデルであります。

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 ロングキャブ車の場合、先頭部床下の空間が少し間延びした雰囲気を出してしまいます。一応このモデルではショートカプラーの伸縮機構部が台車牽引装置のリンクの一部を模したような雰囲気になっていて、シルエットを整えています。

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 パンタグラフもSBS65のスタイルがショートキャブ同様好ましく出来上がっており、2016年の標準別売りも決定したので、これは買いのパーツになることでしょう。

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 ということで、ロングキャブ/ショートキャブの2形態が一度に発売されたピコの103型。今年の商品展開が楽しみなのですが、年末に早速発表されました。ピコのHPを参照戴くと掲載されています。

 103型はTEE色でロングキャブとショートキャブの2題が発売されるようです。その他新製品として東独243/112シリーズのリリースを開始するようです。またE10/E40型のリリースもアナウンスされているということで、今年のピコの製品予定群も昨年以上に目が離せない状況になっています。一体この躍進はいつまで続くのでしょう。

 

・・・おしまい。