現在の高速機
最近のドイツは遅ればせながらEMUが台頭してきて客車列車の肩身が狭くなってきていますが、それでもまだ客車のInterCityも活躍しています。
その牽引機は101型となっています。1996年の登場以降ドイツ各地で活躍していますが、すでに20年近くの活躍になってしまいました。
さて、昨年L.S.Modelsから発売された各種マシンは、最新版だけあって凄い製品となっています。この写真のワイパーを見てわかるように、細密感満載です。
箱への出し入れも大変なくらいです。パンタグラフも繊細です。
実機の導入が1996年ですので、あまりバリエーションは無いようですが、広告機も結構あったのでかつてのロコのような商品展開も考えられるのかもしれません。しかし、そこまで踏み込むことはL.S.ならばしないでしょう。
さて、本製品はUIC-number標記となったEp.6仕様。側面はやたらと長い数字の羅列が表記されます。数字を見りゃわかるというところですが、そんなの必要ないでしょうという評価もできます。それは
前面の数字を見ればわかるでしょう。
UIC規格なんてものは、いいところもあれば悪いところもあるという代表例かもしれません。事務を煩雑にして何が良いのでしょう。
と、戯言はさておき、このモデルはアナログマシンとして購入しましたが、ESUのLoksoudデコーダでデジタルサウンド化しました。ファンクションがやたらと沢山準備されていまして、ライト関係の点滅が凝っています。もちろんキャブライトもあります。サウンドも凝っています。
とてもあっさりとした車体なのですが、L.S.だけあってオプションパーツもたくさん入っています。砂箱の配管まで表現されていて、これは台車とレールの隙間調整が少し必要です。
前面窓の日よけカーテンが少し下しているところも表現されています。L.Sは客車も含め、カーテンの表現が好きなようですね。
繊細な部品が多いモデルですが、走行性能もしっかりと確保してあり、重量も十分、5極モータもフライホイール付きでしっかりしたトルクを確保してあり、長編成の牽引も余裕です。
模型界も実物界も、もう暫くは主役を務めるマシンとなりましょう。