これぞ正調103
正調と銘打ちましたが、まあ最も103らしい姿であった状態のものと言いましょうか。
シングルアームパンタ化され200km/h運転に対応した、当初から気密構造のロングキャブのTEE色103型。スカート付です。
ドイツといえば、この顔という時代が長く続きました。
最後までこの塗色のまま残存したマシンも比較的多いので、色々な客車の牽引が似合います。
製品は2005年の発売モデル。先日紹介したルフトハンザマシンと同じ年の発売です。こちらはドイツの模型屋さんに予約をしておいて、入線しました。
ショートキャブのモデルが多い中で、ロコからロングキャブが発売されたのは、103型のモデルファンにとっては福音でした。最近までロングキャブモデルは大手ではロコのみの発売で独壇場になっていましたが、今年遂にピコからもロングキャブが発売され、牙城が崩れました。
ということで、先日紹介したピコモデルはショートキャブだったのでは?と思い出される向きもいらっしゃるであろうと思われますが、ピコ恐るべしなのです。
サウンドモデルとして発売された176号機はショートキャブですが、アナログモデルとして発売された238号機が車番を見てわかるようにロングキャブモデルになっています。ということで、来年以降の製品展開が、とても楽しみと先日紹介した所以がここにあります。
いずれにしても、今は昔の103型ではありますが、固定ファン層が非常に分厚いので、様々な展開が予想されます。