試作機晩年の姿
4両あった103型の試作機は晩年事業用車に改番されましたが、モデルはその前の姿。量産機に交じって活躍していた頃のものです。
ツヤ有塗装が美しく仕上がっている本機は、2007年の発売。品番は63749でクラブモデルでした。一度倒産したロコが再建されまもなくの頃で、新製品の発売も不安定な頃でしたが、発売にやっと漕ぎ着けて送られてきたときは、早めに予約しておいて良かったと安堵しました。
日本でも、やたらとファンの多い103型です。車体構造と塗装の塗り分け・外装を一体として設計した思想は、後の塗り替えで台無しにされたといわれています。日本の機関車と異なり、丸ごと外れる車体は、日本には根付かなかった思想です。
昔の京成や都営の塗装を思い出させる塗り分けですねえ。京成の3050形は1959年の登場ですので、そちらの方が兄貴分となりますねえ。銀色上下のSUS?帯を飾っているところなど、ソックリですよねえ。
さて、真相は知らないのですが、どういうもんなんでしょう。