穂の原でんしゃ製作所

鉄道模型を楽しくカンタンに工作したい方にオススメ。

Roco 63678 ES64 U2-005 Rail4Chem Ep.5

初期タウラス

 Siemensdispolokなる機関車リース会社を設立し、量産効果を狙って大量にタウラスを作り続けました。このdispolokなる会社は今や日本の会社に化けてしまってマシンの装いも真っ黒になってしまっていますが、登場当時の車両の装いは黄色とシルバーの塗り分けで、ドイツやオーストリアでは少々珍しい衣装でありました。

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 このモデルはRocoから2003年に発売されたもの。派手な塗装でいつかは穂のでんに入線させたいと考えていましたが、銀座3Fのショーケースに並んでいるのを見ながら、いつも他のマシンに触手を伸ばし、ショーケース内にとどまること10年。

 気付くといつの間にか売れてしまったようで、今となってはピコの製品も廃版となっているので、中古市場で探すしかないかなあ、と思いながらも、恵比寿→池袋のお店にもあったことを思い出し訪ねてみると、相変わらず定位置に鎮座していました。

 ようやく入線しても、10年以上もショーケースに飾られているので、それなりに劣化が進んでいます。いったん分解して清掃やミガキ、グリスやゴムの交換をして、きれいにしましたが、製品本来の塗装が比較的強めのツヤケシ仕上げになっており、このマシンの登場時のラッピング姿には少しかけ離れているので、全体を半艶クリアで塗装して、爽やかな感じを出しました。

 少し印刷のカスレがあった窓周りは、しっかりと黒の色差しをして、黄色が見えないように隠しました。

 新品にしては少し手入れをしすぎかもしれませんが、これで派手な一品が蘇りました。