結局普通の交換
ちょんまげパンタを改善しようとしていたトリックスの185型ですが、高品質のパンタグラフを取り付けるのは相当に面倒なので、結局ピコのホビーをゾマフェルドパンタ化した車両から、再びピコのBR187用DSA200に再交換して捻出したDSA200を取り付けする方法にしました。
といっても、亜鉛ダイキャストの屋根や車体に穴を開けなければならないので、それなりの覚悟が必要です。また従来のパンタグラフのねじ穴を埋めるかどうかは、取付してから考えることにしてみました。
2列側のガイシは、従来のプラ製足台の穴と一致する位置なので、そのままとします。ただし第1/4パンタグラフの穴は貫通していないので、ドリルで貫通させます。
ちょうど屋根の裏補強リブの位置と一致してしまうので、裏側を金物用ニッパで強引に切除してから穴あけ作業をしました。やはり固いので、作業に時間がかかります。真鍮やアルミダイキャストとはワケが違いますね~。
1本ガイシ側は、ゾマフェルドの座を使用して穴位置を割り出し、新たに穴を開けました。運転室の屋根部に来る2か所は、赤い車体と共に穴あけします。
そして上の写真のようになるのですが、1時間もかかりました。大汗です。
本来のビス固定用の穴は大きくて目立ちますが、パンタグラフを取り付けすると意外にも目立たなさそうなので、放置としてみました。
さて、パンタグラフは従来通りモデルスイモンのガイシとエコーのM1ビスとナットで固定しました。
こんな感じであります。穴は目立ちません。交換前と雰囲気が変わりません。あれ?おかしいな?? というわけではなく、交換前のパンタグラフも同じゾマフェルドのOEM製品なので、台座の部分の構造が車体メーカーごとの差異で異なるのみで、タスキ部は同一構成なので、見栄えの変化が分からないのは当然と言えば当然でしょうか。
ということで、交換後の姿。変化あったのかしら?
これが交換前。少しはポジションが下がっているように見えますが、どちらかというと腕部分が下がっている感じというところでしょうか。
わかりやすいように真横で比較してみると
黒なので、加工前の写真です。
これで、わかるかもしれない・・・取り付けのポジションは0.5mmほど下がっていますが、そちらの効果は限定的で、むしろ折り畳み時のスタイル、すなわちタスキ部が下がり気味となる、本来の折り畳みスタイルと近い下枠が水平となるポジションで出来上がっていることが、大きな効果を生んでいるようです。
斜め見下ろしでも、空いたままのねじ穴はパッと見わからないですね。
ということで、やっとこのマシンの改善作業を終了させることにしました。