穂の原でんしゃ製作所

鉄道模型を楽しくカンタンに工作したい方にオススメ。

TRIX 22761 DB 185 099-9 Ep.5

ホビーシリーズ定番

 メルクリンのホビーシリーズの定番である185型の、ノーマルな塗装の099号機を製品にしているものです。こちらはメルクリン36856とトリックス22761と両方のブランドから2006年に発売されました。この099号機は4パンタ車なので、少々特殊な分類となりますが、2パンタ車のノーマルな車両が2004年にホビーシリーズの185型として最初に発売されていますので、比較的初期の製品となります。

 今となってはコントローラがメルクリンデジタル、DCC共に認識するので、デコーダの差異を大きく意識する必要がなく、2線式化改造という観点では先に紹介した配線のつなぎ変えなどで容易に対応ができます。

 さて、今回も銀座4Fの奥の棚に、注記書きで暫く鎮座していた中古品。曰く「デコーダの認識はするが走行不可」とのこと。まあ、今回はサウンド化するつもりはなかったのですが、替えのデコーダ(基板)はサウンド化で捻出されたものが数枚ありますので、壊れていればそちらに入れ替えれば良いし、運悪くモータがイカれていたら、こちらも予備モータが1台あるので、何とかなるでしょ~というつもりで入線させました。

 さて、Z21でアドレスを読み込んだところ「185」でした。前の所有者が変更していたようです。他のCV値を読んでみても、特段変な値ではないので、そのまま穂のでん仕様の4桁アドレスに変更して走らせて見たところ、特に何事もなく走行し始めました。ということで、故障は見つからず今回も運良く正常車を安価にゲット!

 さて、4パンタ車については、スタイルに少々難があります。

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 この頃のメルクリンのDSA200は黒枠で構成されているので存在感が強すぎます。また第1/第4パンタについては、屋根部がダイキャスト製による肉厚で第2/第3パンタよりもポジションが1mm程度高く、只でさえ腰高感が高いパンタグラフなのが、より高く感じる状況になってしまっています。サムライのちょんまげのような感じ。

 と言っても、改善策を簡単には思いつかないので、今回は大幅な手入れをすることは止めにして、着色や色差しのみに留めておくことにしました。方法は従来と同じ屋根の手入れです。パンタグラフは灰色に塗装して、軽快感を多少なりとも与えます。

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 上から眺めると、ホビーとしては良い出来なんですがねえ。ちょっと屋根の延長部の肉厚が厚すぎましたかねえ。

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 やはりパンタが目立ちますねえ。ゾマフェルド製に交換することを検討しなければならないでしょうかねえ。

 ということで、今回はここで打ち止め。暫く対処法を検討することにします。