80年代の標準スタイル
DBと言えば、このスタイルというのが塗装と顔で決まっていた時代の一般的なマシンとなるのでしょうか。日本でいえば京成顔とか東武顔とか京急顔とか、色々呼び名はありますが、結局その鉄道会社の顔の特徴がパターン化されていることを指すことが多いと思います。
そうすると、この時期のDBは110,140,150一族の顔が、その代表になっていたのでしょう。大概この時期の西ドイツのTV番組では、この顔か、103型の顔の出現となります。
さて、最近メルクリンの在庫が多い銀座4Fを覗いていると、3線式の一角にRocoの3線式が置いてありました。かねて中古があれば・・・と思っていたマシンが運よくありましたので、鉄則に従ってゲット・・・。
3線式マシンなので品番は68347。2線式の通常製品では62347で、こちらは穂のでんに在籍中。2010年の製品でして、再建されたRocoがE10型のKastenを各種リニューアル発売した時の一品となります。このシリーズからDCCのピン配列がPluxになりました。この登場当初は国内にPlux配列のデコーダが存在せず、デコーダ入手に少々苦労したことがあります。この時からRocoのデコーダはZIMOが担当するようになったようです。
さて、Rocoの3線式は、第3軌条用のシューを取り付けるために集電側の台車は片軸駆動になっています。配線は2線式をベースにつなぎ変えているだけですので、2線式に戻すことは、とてもカンタンです。
さらに、3線式ではデコーダが標準装備となっていますので、デコーダ付きの2線式マシンという解釈をしておけば、この品物は実にお買い得な価格でありました。
もちろんRocoの3線式に搭載されているデコーダは、DCCでも使用できます。