穂の原でんしゃ製作所

鉄道模型を楽しくカンタンに工作したい方にオススメ。

バンダイ Bトレインショーティー EF58

パート16より

 EF58は人気機種故、何度にも渡り様々なバリエーションがBトレでも展開されています。そのうち、パート16でリリースされたヒサシ付の機種を。

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 ドイツ型電機と同様、どうも穂のでんでは古い機関車のコテコテに変形化改造した車種を運用するのが好みのようです。

 EF58でも写真左のように、広島型は随分と変わった改造を施しているのが特徴でした。学生の頃は、153系と同様東海道線のEF58マニ運用を見る機会が多かったのですが、流石にPS22付のマシンを見た記憶はほとんどありません。

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 この角度で見ると、Bトレはトイであることが強調されてしまいます。昔のカツミのHO入門シリーズのEB58フリーランスと似た趣があり、模型としてはグッドです。

 国鉄がJRになった後も、EF58は保存機の位置づけとしての現役機が結構活躍していましたが、いつの間にか全機引退してしまいました。日本では古い車両をいつまでも走らせるという活動は、どうも根付かない環境にあるようです。

 それを鑑みると、大井川鉄道は、喩えきかんしゃトーマスに化けさせているとはいえ、涙ぐましい努力で蒸機を維持管理しているのは、並大抵なことではなく、頭の下がる思いであります。どうしても新しいもの好きの国民性ゆえ、目先のコスト理論がついて回る日本の社会ですが、先進諸外国では、なぜあれだけ大量の保存車両を現役で維持できるのか、マニア層も含めた理解や造詣が、その点も含め日本とは比較にならないくらい深いものであると推察します。