穂の原でんしゃ製作所

鉄道模型を楽しくカンタンに工作したい方にオススメ。

閑話休題-模型ショー(銀座松屋)

見てきました

 今年も恒例の銀座松屋での鉄道模型ショーが水曜日から始まっておりまして、会社帰りにちょっと覗いてきました。

 今年は大型製品と呼べるようなものがなく、各メーカのブースがなんとなく閑散としている展示のような気がしました。

 トミーテックは鉄コレのED14試作ショットがありました。これは色々なネタになりそうですね。カトーにはクモハ52の完成に近い試作品が展示してありました。ただクモハ12については、何も展示がなくちょっと残念。京急230形は8月のコンテストでの予約の予告板がありました。これも試作のかけらもなく、実につまらない予告。

 欧州の模型ショーとは違って、ギミックに走るという楽しみが日本の模型界にはイマイチ欠けるようで、閉塞感を感じてしまうのカナ。

 また、昔は製品予告は何が何でも試作品を展示するというメーカーの意気込みを感じることが多かったのですが、どうも最近は、大手メーカが参加する展示会では、それを感じることが無くなってきました。むしろガレージメーカ集合の展示会のほうが、どちらかというと模型に対する熱気を感じます。

 どうも日本の模型界は理系人間が少ないのが原因かもしれません。というより、模型をやりたいので理系に進むという学生が少ないのか・・・。

 また、製品化に対するハードルが高くなりすぎたのも原因かもしれません。模型は細密化も重要なのかもしれないですが、程よいデフォルメの方が、細密化よりも更に重要な要素です。それがメーカの解釈という特徴になって製品として表現されるわけで、それぞれの購入者側の好みで判断できる選択の楽しみがありました。

 まあ、どれもこれも過去の古き良き時代の話かもしれませんね。