製品あてにならず
Roco製品で前例があるため、そのPress機を参考にパンタグラフ交換を試みるのですが、その4で発覚した問題点をクリアするためにねじ穴違いによる部分は現物合わせでの車体のねじ用凸部を切り欠き、穴あけを追加しながら取り付けを行ってみました。
一応取り付けた状態にしましたが、どうもしっくりいきません。パンタグラフをたたむと特高配線とぶつかって、折り畳みのスタイルが変になります。
そういえば、Press機も折り畳みの状況がイマイチでした。
そこで、DSA200に取り替えられた140型の画像をいろいろ見てみると、車体の屋根にガイシが直接取り付けられているパンタグラフ近傍の部分は改造されていることが分かりました。要は第2パンタグラフ側のガイシは1個撤去されていて、配線が直接接続されている状況、また第1パンタグラフ側はEGSと思しきガイシ2個分が撤去されていて、モニタルーフのガイシ部分から直接配線されている状態です。この改造はSBS65に載せ換えられたマシンでも同様の改造形態でした。
ということで、RocoのPress機も、屋上の表現は不十分の「もどき」であることが発覚し、穂のでん所属のマシンも改造する必要が生じることになりました。
さて、モデルでは、該当部のガイシを撤去し、穴はエバーグリ-ンの丸棒で埋めました。そして特高配線は∮0.5真鍮線で新しく作り変えて交換。
パンタグラフの折り畳みもすんなりと収まるようになり、完成となりました。
310号機は笛がラッパに交換されていますので、以前メルクリンから取り寄せておいた120型用の補修パーツを流用しました。ついでに同封されていた無線アンテナの長さを切り詰め、最近のHUBER+SUHNERのアンテナ風に仕上げて交換しておきました。
ということで、今回もまたまた製品とは違う、ちょっと実機に近づいた2台が完成しました。どちらのマシンとも実機は電源ジャンパ渡り配線を取り付けていない状態で運用されていますが、今回は2両とも取付しておきました。
今後の改造ネタが増えてしまった課題多き改造となりました。
おしまい。