穂の原でんしゃ製作所

鉄道模型を楽しくカンタンに工作したい方にオススメ。

DB 110.3のバリエーション

両数が多いから

 110型や140型のように両数が多く寿命が長い機関車は、様々な形態のバリエーションが存在しています。自ずと模型製品もたくさんの種類が発売されるので、コレクターの悩ましい点に挙げられれています。

  さて、先日ちょこっと登場した、今年のGWにHbf運転会の蚤の市で入手したマシン。

f:id:abebecchi:20150616220030j:plain

 110.3型のEp.4  1980年代後半の標準的なスタイルの423号機です。この製品はHbf運転会で入手ということだけあって、Rocoの3線式モデルです。品番でいうと69701ですが、穂のでんでは既に2線式の品番63701が在籍しています。つまり安価であったので改造ネタとして入線しました。

 さて、この時期の110型は様々なスタイルが存在していたようです。以前Rocoから発売されていた旧製品の110.3型では、こんな形態がありました。

f:id:abebecchi:20150616220556j:plain

 品番では43389であります。ロゴがEp.5となっていまして、旧製品最末期の製品です。これも改造ネタとして入線していますが、手入れは未着手です。

 旧製品は、なんとなく正面の出来にトイ感があります。折り目の通りが中途半端なのか、ノーズ部分の出具合が足りないのか。しかし側面の外嵌め式連続フィルターの形態は、最近のRocoでもMärklinでも製品にはなっておらず、意外にこの形態での製品は1990年代まで遡ってしまいます。いずれのメーカーとも正面の出来がトイです。

 そこで、蚤の市で入手した最近の製品に、この旧製品のフィルターを移植してあげようかと考えていたのですが、車体のはめ込み部分の仕上げが異なるので、簡単には移植できないのであります。

 ということで、何れとも手つかずで放っておくわけにもいかないので、まずは蚤の市の423号機を単独で何とか料理することを考えていきます。

 

・・・次回から改造着手。