穂の原でんしゃ製作所

鉄道模型を楽しくカンタンに工作したい方にオススメ。

ÖBB 1116 204-7 に仕立てる その3

誤魔化す塗装

 車体の手入れに移ります。

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 いつものように、付属パーツをすべて外します。車体の汚れを綿棒を使用して丁寧に除去していくと、前所有者がウェザリングと思われる加工をした部分が黒ずんでいることが目立つようになりました。

 このままでは結構目立つので、細かい紙やすりで表面を軽くなでるなどして、黒ずみ除去を試みましたが、塗膜まで浸透しているようで改善はできませんでした。しかたたなく再塗装となります。

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 色合わせは屋根の部分で行いました。クレオの塗料(赤、オレンジ、黄)を調合して、出来上がったものを屋根の隠れる部分に滴下して色合わせしています。けっかとして赤とオレンジが一瓶ずつ、黄色が4mlでした。塗装の結果では、ちょっと気持ち濃かったので白を足して良いかもしれません。今回大量に塗料ができたので、あと2両は塗装できそうです。

 塗装の前に、車番変更のためのデカールづくりの色合わせもしました。

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 ディスプレイの表示、色度座標、プリンタの調子と、それぞれ合いませんので、結局現物を印刷して色合わせすることなります。エレコムのタトゥーシールですが、ケチらずに使って色を合わせます。

 塗装したい部分以外をマスキングします。今回は上の写真側はロゴと裾の灰色部分、側開き戸部分、側窓をマスキングし、側面の広い範囲の塗装となります。反対側の側面は肩部分のみ塗装とし、他は前面も含めマスキングしました。

 色合わせをしたとはいえ、やはり再塗装部分が目立ってはいけませんので、エアブラシを使用して、色を塗りたい部分をメインに、さっと塗装しました。

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 デカールも貼って、ツヤ有クリアを塗装した完成状態です。すこしドアの部分の赤が薄いことがわかるでしょうか。

 

・・・次回へ続く