パンタグラフの選定
3パンタ化するのは、いとも簡単です。1116型は第3パンタグラフが取付準備工事をしているため、受台の表座まで準備してあります。模型でもそれが表現されていますので、そこに取付穴を開ければ良いのです。模型でも3パンタ化できるように配慮されています。
しかし、増設するパンタグラフの調達が少々難しいのです。Rocoのパンタグラフは補修部品として入手するしかなく、在庫がある模型店がドイツでも限られており、簡単ではありません。
そこで、今回はこの手を使いました。
これで分かった方は、かなりの通ですネ。
左端のものが、今回の車両に取り付いていたRocoのパンタグラフです。中2個と右端のものが、新たに取り付けするために調達したパンタグラフで、PIKOの補修部品です。先に紹介したBR187型発売と同時に、部品として発売されました。これは容易に入手できます。さらに都合が良いことに、舟体の長さとホーンの長さが、DB/ÖBBタイプとSBBタイプの2通りの発売がされたので、タウラスの3パンタ車の表現がしやすくなります。
製品はBR187仕様なので灰色塗装となっていますので、タウラス仕様として下半分を赤く塗りなおしています。ガイシはウッドブラウンを色差ししました。
そう、今回はパンタグラフをあえてPIKO製にすべて交換します。理由は後ほど。
取り付けはこんな感じです。3本ガイシが刺さっていた部分を使用します。上の写真ではすでに第3パンタ用の穴もあけてあります。∮1.2です。
固定はパンタグラフに梱包されている付属のねじを使用し、屋根板の裏側から固定します。手前の2本側の固定で十分ですが、強度的に心配な方は1本脚側を軽く接着しても良いでしょう。
第3パンタを取り付けると、こんな感じ。ゾマフェルドのパンタグラフを使用した際に発生する舟体同士の干渉もなく、隙間1mm程度が確保できています。
これでパンタグラフの増設は完了です。
・・・次回へ続く。