大改良製品です
フライシュマンの141型電機といえば、古くから同社の代表的な製品で80年代以降の水切りを撤去した姿での各種バリエーションが発売されていました。
一昨年、倒産以降久しぶりに生産がされましたが、ブランド名はフライシュマンでも、実質の製品内容はロコの構造になって、結構な細密化が図られました。
ロコでも141型は各種発売されていますので、部品の共通化等は当然されていくことになると思いましたが、ここになってわざわざブランド名を分ける必要があるのかどうか、少々疑問にも感じます。
しかし、本形式はすでに過去の形式になってしまった現在では、むしろフライシュマンというブランドにカテゴリ化するという最近の傾向に合っているのかもしれません。
さて、穂のでんに入線したのは上の写真のアナログマシン。商品番号は432802。動力周りは最近のロコ仕様です。DCCはPluxピン配に対応。22ピンを使用すると乗務員室灯のファンクションも利用できます。もちろんDCC化しました。
ショートカプラーは台車から独立し、伸縮機構付きで車体に取り付けてあります。エンドビームのパーツはロコと同じです。
車体では、ほぼロコの仕様で組立、パーツが揃えられています。ワイパーはエッチング抜きになりました。めっき済みです。 進歩したところは、パンタシリンダへの空気管の表現が車体のモールドから線材を使った別取り付け品になったところです。この変化は他社の細密化に追従したのでしょうか。
一応昨年の本機発売で打ち止めになったようで、今年は色違い製品の発売はなさそうです。PIKOの商品展開が多くアナウンスされているので、様子見なのでしょうか。
それにしても、この緑色のBR141に引かせる客車はEp.4では色々な組み合わせが楽しめるので、活躍する場面が多そうです。