穂の原でんしゃ製作所

鉄道模型を楽しくカンタンに工作したい方にオススメ。

TOMYTEC 鉄道コレクション 東京急行6000系

少数派の珍車です

 東急6000系(旧)は、5200系と同様試験要素の強い電車でした。5200系は5000系ベースにステンレスの外板をまとわせる構造の試作でしたが、6000系は、18m通勤電車として脱皮させるために両開き側引戸を採用していました。

 足回りはカルダン駆動車として経済性の比較をするため、各電機メーカーの試作品、駆動方式を取り入れて試験を続けていました。最終的には昭和60年代になってVVVFインバータ試験車になるものも出現し、最後まで営業運転できる試験車の要素が強い系列でした。

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 この6000系が最も華やいだ時期は、昭和54~55年に東横線で8両編成になって急行運転をしていた頃でしょう。

 田園都市線新玉川線と直通運転を開始することにより大井町線が復活し、田園都市線が主な活躍場所であった6000系は、一時期東横線に集結しました。8両編成に組成されたものは、7000系と共に急行運用につき、独特な駆動音を唸らせながら、ガンガン飛ばしていました。

 数年前、かつての東急車輌の横浜製作所が一般公開されたとき、同社の通販店舗である電車市場が、この6000系を鉄コレで発売しました。

 このような特殊な車両がNゲージになるとは思ってもいなかったので、当日金沢八景まで出かけて購入しました。

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 東横線の急行編成を再現させるため、当時の特徴である赤色の急行サボを車両に取り付けします。正面のサボは商品添付のシールにありますが、側面のものはありません。

 正面用も、フォントがなんとなく違うので、結局両方とも自作することにしました。パソコンのお絵かきソフトを使用して、似たフォントを探して写真を参考に製作します。

 印刷は、インクジェット用のラベルシールを使用しました。薄板透明プラ板に印刷したラベルシールを張り付けしてから、極薄強力両面テープで車体へ取り付けしました。

 先頭部分の連結器のみ、TNカプラーに交換しました。

 なかなか恰好良いです。