行先表示器あります
BR120型電機は、80年代後半に103型の後継機種として誕生しました。インバータ制御勃興期の製造ですが、不具合が多く発生したため、比較的第1線での活躍が短命であったようです。
最近はRegio Express用に改造されたものもあり、それが120.2に分類されています。
外観上は正面の運転室内助士台上に行先表示器が取り付けてあるのが目立ちます。
長らくメルクリンや倒産したリマ、フライッシュマンから製品化されていましたが、4年ほど前にL.S.modelsから発売予告がされ、予約を入れた方々も多かったようです。
その中で、突如として昨年A.C.M.Eから発売されました。車体もダイキャスト製でしっかりとしており、塗装も美しく仕上げてあり、また特有の繊細なディテールも豊富です。
デジタルサウンドモデルでは、サウンドの種類やファンクションが豊富です。デコーダはESUのものを使用していると説明書に記載がありました。
当然このモデルでは行先表示器も明るくLEDで照らし出されますが(窓下の前灯から導光している)、少々明るすぎで文字が潰れてしまいます。
砂撒き管がレール面ギリギリの状況なので、少々ヤットコなどで修正しておく必要がありそうです。
車両の重量が十分なので、走りにも安定性があります。
繊細な部品が多いので、雑な扱いには耐え難いですが、日本のカツミやエンドウの16番を普通に扱っている方であれば、問題ない状態であると思われます。