基本部分は丁寧に
車体構造体はしっかりできています。塗装は車体のベース色のみが基本パターンのようですが、きれいです。
このライプチヒの車体の場合、スカイブルー帯の上下は、昔の浅草線5000形のようにSUSの縁金が回されていますので、銀色がモールドに印刷されています。
塗装外装関係は、車体に梱包されているスカイブルーのシールを貼り付けていくのと、車番やマーク類のデカールを転写する作業がメインとなります。あとは細かい色差しをすればよいのです。すべて終わったら、車体はクリアでコーティングします。
屋根は、模型としての美しさを優先し、実物のペンキ塗りたての写真をネットで探して、近似色のスプレーを吹きます。このライプチヒの場合はニュートラルグレーにしました。
さて、鉄コレ風に走行モデルへ変身させる改造を始めます。
まずは動力。同社から専用の動力が発売されています。HOとHOm両方が発売されていますが、こちらもかなりの入手難です。
しかし、製品は小型車専門のモデルメーカーのpmtからも発売されていて、どうもこのメーカーからのOEMのようです。
ところが、このpmtを扱っている模型店を探すのが、次の難関になります。まずpmt自体に現在は在庫が無いようです。穂のでんでは、例のドレスデンの模型屋さんで、比較的まとめて手配しておいたので、在庫処分も含めて手持ちがまだあり、あと2~3両増備できそうです。pmtもドレスデンのメーカなので、やはり出向いて手に入れたのカナ・・・。
上の写真の通り、手作り感を醸し出している製品ですが、意外に調子が良いです。
さて、この動力を装備するためには、キットの床に大穴を開ける必要があります。床板自体には、ねじ2本で取り付けられるよう座の部分が準備されていますが、穴の位置は表示がないので、自分で寸法を測って穴サイズを決めます。
あとはドリルやカッターなどを駆使して、手間暇かけて開けるだけです。こちらも焦るとプラを割ってしまうので、気長に仕上げていきます。
加工が終わったら、つや消し黒で塗装します。
➡次回へつづく・・・