穂の原でんしゃ製作所

鉄道模型を楽しくカンタンに工作したい方にオススメ。

H&P ET57 その2

基本部分は丁寧に

 車体構造体はしっかりできています。塗装は車体のベース色のみが基本パターンのようですが、きれいです。

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 このライプチヒの車体の場合、スカイブルー帯の上下は、昔の浅草線5000形のようにSUSの縁金が回されていますので、銀色がモールドに印刷されています。

 塗装外装関係は、車体に梱包されているスカイブルーのシールを貼り付けていくのと、車番やマーク類のデカールを転写する作業がメインとなります。あとは細かい色差しをすればよいのです。すべて終わったら、車体はクリアでコーティングします。

 屋根は、模型としての美しさを優先し、実物のペンキ塗りたての写真をネットで探して、近似色のスプレーを吹きます。このライプチヒの場合はニュートラルグレーにしました。

 さて、鉄コレ風に走行モデルへ変身させる改造を始めます。

 まずは動力。同社から専用の動力が発売されています。HOとHOm両方が発売されていますが、こちらもかなりの入手難です。

 しかし、製品は小型車専門のモデルメーカーのpmtからも発売されていて、どうもこのメーカーからのOEMのようです。

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 ところが、このpmtを扱っている模型店を探すのが、次の難関になります。まずpmt自体に現在は在庫が無いようです。穂のでんでは、例のドレスデンの模型屋さんで、比較的まとめて手配しておいたので、在庫処分も含めて手持ちがまだあり、あと2~3両増備できそうです。pmtドレスデンのメーカなので、やはり出向いて手に入れたのカナ・・・。

 上の写真の通り、手作り感を醸し出している製品ですが、意外に調子が良いです。

 さて、この動力を装備するためには、キットの床に大穴を開ける必要があります。床板自体には、ねじ2本で取り付けられるよう座の部分が準備されていますが、穴の位置は表示がないので、自分で寸法を測って穴サイズを決めます。

 あとはドリルやカッターなどを駆使して、手間暇かけて開けるだけです。こちらも焦るとプラを割ってしまうので、気長に仕上げていきます。

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 加工が終わったら、つや消し黒で塗装します。

 

➡次回へつづく・・・