動力が不調になりやすい製品
ドイツ鉄道の101型電機は、登場してからもう19年経とうとしています。ついこの間デビューしたばかりと思っていたのが、いつの間にベテランの領域に来てしまったんだろうという感じです。
さて、101型といえば、昨年秋に待ちに待ったL.S.Modelsから一気に様々なバリエーションが発売されました。穂のでんでも、5年も前に当時の神保町のお店に予約しておいたものが、ようやく淡路町で受け取りになりました。
メトロポリタン塗装の101型です。
左のものは、20世紀に発売になったRocoの130号機。客車が続かず、中古市場に結構流出していました。穂のでんでも、銀座4Fで調達しております。
右のものが今回発売されたL.S.Modelsの131号機。銀色の塗装が、かなり凝っています。DCCの機能も、サウンドを含めて満載です。
さて、Rocoの101型は、スイスのRe460型と共に動力系が不調になりやすいことで有名だそうです。穂のでんでもご多分に漏れず、所属する両形式とも、走行中に急にスピードダウンする事象が多発していました。
これは、ユニバーサルジョイントに用いているカルダンボールが割れやすい素材で出来ていたことが原因だそうで、最近になってその情報を耳にしました。
で、101型の動力を開けてみると・・・・・
しっかりと綺麗な亀裂が入っています。これでは滑りますね。
さて、RocoのHPをみると、このカルダンボールの品番は、代替品が紹介されていました。それを早速ドイツの模型店から取り寄せました。
白に色が変わっています。ポリアセタールでしょうか。
早速交換をします。
左の台車が交換前、右の台車が交換後です。
これでスムーズな走りが復活しました。
ちなみに、Rocoの最近の101型製品は、当然この改善はされていますので、問題は発生しないはずです。また各パーツが細密化されるなど、近年の他製品と同等のレベルアップがされているようです。穂のでんでの増備予定は・・・・ありません・・。