穂の原でんしゃ製作所

鉄道模型を楽しくカンタンに工作したい方にオススメ。

ROCO ÖBB 1116 の加工 その2

色替え品を続いて紹介

 たまに銀座4Fの中古のお店を覗くと、色々な品物が並んでいます。ここ1か月ほどは一時の大量在庫があらかた捌けて、随分と品薄状態になっています。

 とある日、箱なしの大量の機関車が、ジャンク同等でプラケースに、それこそ「山と積まれる」表現そのままに置いてありました。随分と豪快な遊び方をされる方もいらっしゃるなあと思いながら見てみると、Taurusが2台入っていました。

 ジャンクなので、状態の良い・・・というより外国型の場合は走りの状態がそれなりに良いことと、パーツができるだけ揃っていることが良いのですが・・・ものを選んで1台購入。塗装はCargoServeのものでした。

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 BUGA2015の広告機です。ネットで調べると、大きなレジャーランドができるようで、その宣伝のようです。

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 CATSの場合と異なり、前頭部の丸いところにも模様があるので、少々デカール貼りは大変です。もちろん、このようなデザインではネットでネタを探すわけにもいかず、デカールの元絵作りが一番難航しました。

 今回は、模型作りよりも、パソコンを使ったデザイン作りが大変なのが特徴です。

 色調鮮やかな車体になるため、まずは灰色で地色を隠します。

 次に、全体のベースになるタルキス色に塗りますが、簡単に済ませるため常磐線エメラルドグリーン(青緑1号)にしました。

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 前頭部のデカールの形は、マスキングテープを貼って型取りしましたので、こちらは比較的楽でした。

 デザインは・・・・、側面のイラストは、実機の写真をネットで探しまくり、よく撮れているものを選んで、お絵かきソフトで縦横比などを加工し、真横から見た状態を作り出しました。また1側面で2~3枚の画像データの合成のため、色調を合わせるのも難儀しましたネ・・・。

 前頭部は、曲がっているので光線の反射など、結局使える状態にはならないので、仕方なく自分でイラストを作り直しました。

 曲面にデカールを貼るのは、しわにならないよう気を使いますが、無事貼り付けできました。

 このマシンにはデカール保護に半艶のクリアを使用しています。

 足りなかったパーツは、予備品などを流用しましたが、ワイパーは調達が難しいのでエコーのエッチングを使用しています。ブレード部の曲げ角度を変えると、らしくなりました。

 製品には、運転室内に設置している行先表示装置が再現されていませんが、プラ板を使用して再現しました。

 これで、既製品とは違う趣の1品が出来上がりました。