穂の原でんしゃ製作所

鉄道模型を楽しくカンタンに工作したい方にオススメ。

PIKO BR183

控えめな商品展開のタウラス2

 ホビーシリーズで大量に商品展開されているSiemens Taurusと比較すると、Taurus2は比較的地味なリリースになっています。今年は特に色替え製品もない模様。

 タウラス2はエキスパートシリーズのため、タウラスの特徴である前面手すり類がしっかりと表現されています。これだけでも模型のグレードが随分と上がったように見えるのが不思議です。

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 このモデルはAlex所属のマシンを基にしたもの。穂のでん仕様の1エンドダミー化とゾマフェルドパンタグラフへの交換をしています。

 さて、パンタグラフモデルスイモンのガイシを使用して取り付ける方法ですが、折角なので写真で紹介しましょう。

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 ガイシは、真鍮線に通して束にし、塗装します。スプレーを使用するまでもないので筆塗りです。もちろん塗装前にタミヤのメタルプライマーを筆塗りします。

 上の写真では、取り外した純正のPIKOパンタ(銀色のもの)と、交換のために用意したゾマフェルドのパンタ(灰色のもの)とその付属品(使用しないガイシもある)が写っています。すでに機関車本体の2エンド側のパンタは交換済みの状態です。

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 もともとのガイシの位置3か所は、ゾマフェルドのパンタグラフの3か所のガイシの位置と微妙にずれているため、車体の穴をガイシが穴にはまり込まない程度に大きく広げてあげる必要があります。

 そのため、必要に応じて上の写真のように取り付けベースとなるT金物を使用してナット止めします。(金具は使用しなくても大丈夫。エコーのプラワッシャを使用しても良い)

 PIKOの各機関車は形式によって微妙にガイシの位置が違うので、機関車の形式ごとに似たパンタグラフでも実は異なる品番のようです。ものによっては穴が完全に違う位置にくる(もともとねじが使用している1本ガイシ側のほうです)場合もあるので、その場合は穴を開け直し、元穴は埋める(そのままでも内側なので気にはならない)などの処置が必要でしょう。

 私は気にしないほうなので、穴は放置状態です。

 このマシンにはPIKO純正のサウンドデコーダを搭載しました。ホビーシリーズなのでサウンドもホビー程度ですが、初期のTaurus2用デコーダは、なぜかTaurus風のVVVF起動音(いわゆるドレミファ電車)でした。最近のデコーダは本来のTaurus2風のものに直っていますが・・・。